白八幡宮絵馬群

 白八幡宮は、鰺ヶ沢総鎮守であり、日本海交易に関わる各地の船主や船頭から信仰を集めてきた神社である。拝殿には、その歴史を物語る絵馬42点が現存している。このうち最も古いものは、宝暦2年(1752)奉納の「武内宿禰図絵馬」である。船主らが奉納した船絵馬は12点あり、絵師の署名がある優品が多い。特に慶応元年(1865)奉納の「鰺ヶ沢湊図絵馬」は、鰺ヶ沢湊の沖に船3艘を描いた大型絵馬で、日本国内でも代表的な船絵馬の一つである。また、明治時代中期になって現れる洋式帆船、和洋折衷船を描いた船絵馬もあり、和船の変遷を知る貴重な資料となっている。