白八幡宮玉垣

 白八幡宮本殿を囲む玉垣は、文化13年(1816)、大坂の橘屋四郎兵衛らを発起人とし、御影石を海路運搬して建てられたものである。石工は、長州赤間関(現在の山口県下関市)の有光重兵衛が手がけた。当時、船に積み込まれた御影石は、福井県産の笏谷石等とともに、船体を安定させるための重石(バラスト)の役割を兼ねていたとされる。玉垣の一本一本には、奉納者である大坂や北陸地方、鰺ヶ沢湊の船問屋らの名前が刻まれており、かつての日本海交易の繁栄ぶりを伝えている。