平成27年度あじがさわ未来応援基金(ふるさと納税)活用状況報告
皆様から頂戴した寄附金は、鰺ヶ沢町の元気あふれるまち再生のため、子どもから高齢者までの幅広い世代や分野における施策で、有効に活用させていただいております。
町の基本的な寄附金の運用方針は、大きなプロジェクトなどへまとめて活用するのではなく、比較的小規模な事業や活動へ数多く充当することで、よりきめ細かに、より多くの町民に対する行政サービスの拡充を図り、全町一体的な(オールあじがさわで)地域づくりを推し進めることをねらいとしています。
今後も、全国各地から頂戴するご支援を、鰺ヶ沢町民一人ひとりの元気の源とし、町民一体となって活力ある地域づくり活動を展開しながら、地域の価値や魅力、資源を磨き上げ、その成果を全国へ発信、体感いただくことで、皆様に対してさまざまなカタチでの恩返しをしたいと考えています。
教育文化の発展
むがしこDVD製作事業
町に残る6話の昔話の世界を、切り絵で表現したメディア(VHSビデオ)からDVD化により製作。あわせて、プロモーション用ダイジェスト版を製作し、動画配信しました。
読書推進事業(ブックスタート)
町内に住所を有する生後6か月の乳児と保護者を対象に、絵本を通して心ふれあうひとときを持つきっかけづくりと、家庭における良好な子育て環境の形成の一助となることを目的に、新たな取組(ブックスタート)を実施しました。
まだ字を読むことや言葉の意味を理解することができない0歳児でも、一緒に絵本を分かち合うことで、親子や家庭の絆が深まるきっかけとなることを願い、お子さんにとってのファーストブックとなる絵本をプレゼントしました。
西海小学校救助袋改修事業
町立西海小学校の教育環境の充実と災害対策の強化を図るため、学校内に設置している消防設備(垂直降下方式救助袋)を一式改修しました。
小中学校図書管理システム導入
町内小中学校の図書を電算化し、児童、生徒への貸出、返却作業の効率化や教職員の蔵書点検の簡素化を図りました。(バーコードリーダー、プリンタ整備など)
中学校放送機器修繕
老朽化等により、中学校に設置しているアンプが故障し、校内放送や防災無線、チャイムが機能しなくなったため、速やかに新しいアンプへ取り替え、適正な教育環境の整備を図りました。
健康福祉の増進
親子プロジェクト事業
鰺ヶ沢町では、平成24年度から弘前大学と協力しながら、中学生の生活習慣病健診を実施しています。自分の健康状態を知り、生活習慣病予防の意識付けとするほか、健診結果を親子面談で伝えることで、親子で生活習慣(食事、運動、生活リズムなど)を改善するきっかけになります。
平成27年度においても、当事業を継続実施し、親世代の健診受診率の向上や家庭全体での健康意識の醸成へつなげました。
乳児すこやか助成事業(おむつ助成)
鰺ヶ沢町では、妊娠や出産、育児に関する全般をケアするため、「母子支援センター」を設置し、助産師による産前産後ケア事業(訪問)や、ママサポート事業(一時預かり保育、出産後の家事援助)、育児用品のリユース、放課後児童健全育成事業(放課後ルーム)などを展開しています。
このほか、乳児すこやか支援事業として、生後10か月までの家庭に、おむつを支給しています。
鰺ヶ沢こども園整備事業
園児や保護者の安全対策の一環として、施設玄関前に手摺を設置したほか、各種活動に要する備品(プリンタ)を整備しました。
その他(全ての分野に関連)
元気あふれるまち再生推進事業(公募制補助金)
活力ある地域づくり推進の一環として、町内各種団体が主体的に取り組む活動に要する経費を助成する新たな制度を創設し、町民のまちづくり活動を支援しました。(計9団体)
※上記事業に対し、平成27年度は、6,916,970円の基金を活用しました。