令和7年新年のごあいさつ
新年あけましておめでとうございます。
町民の皆さま、新春を健やかに迎えられたことを心よりお慶び申し上げます。
さて、本年、鰺ヶ沢町は様々な意味で節目の年を迎えます。
昭和30年3月に1町4カ村が合併して誕生した鰺ヶ沢町は、本年で70周年を迎えます。この節目の年に、町の歴史を振り返り、未来へつなげていくため、これまで紙で保管していた広報紙などをデジタル化する事業を計画しています。時代の変化に対応しながら、町の歩みを次世代に伝えてまいります。
また、本年は津軽藩の始祖である大浦光信公の没後500年という大きな節目の年でもあります。津軽家15代当主の津軽晋様をお迎えし、光信公の偉業や遺徳を偲ぶ記念行事を実施する予定です。先人たちが築いてきた歴史と文化に深く思いを馳せる年にしたいと考えております。
さらに、300年以上の歴史を持つ「白八幡宮大祭」が、コロナ禍や豪雨災害による中止を経て、8年ぶりに開催されます。この歴史ある大祭を再び皆さまとともに迎えられることを心から喜んでおります。町としても、実行委員会と連携しながら、大祭が多くの皆さまにとって特別なものとなるよう努めてまいります。
加えて、青森県沖日本海南側における洋上風力発電事業については、昨年12月に事業者が決まり、事業がスタートします。この事業に伴い、津軽港が運用管理と保守点検を行うオペレーション&メンテナンス港として整備されることとなり、町がこれまで国や県に要望してきた港湾整備と利活用がついに動き出します。町としても、地域経済への波及効果を最大限に高めるため、事業者と協力しながら町全体で取り組んでいきたいと考えております。
これらのことから、本年の鰺ヶ沢町は節目の年であると同時に、新たなスタートの年でもあります。令和7年、2025年が鰺ヶ沢町にとって大きな飛躍の年となるよう、町全体が一体となって前進していきたいと考えております。
結びに、町民の皆さまが健康で幸せな一年となりますことを祈念申し上げ、新年のご挨拶といたします。
令和7年1月
鰺ヶ沢町長 平田 衛