種里城跡の主郭の一角には、大永6年(1526)に没したとされる光信公の御廟所(墓所)があり、歴代の津軽藩主や、地元住民の深い畏敬の念に守られながら、今日まで大切に保存されてきました。
明治時代以降、津軽家が華族として東京に移った後も、当主の方々は度々この地を参拝され、先祖の霊を祭り郷土の人々との親交を深めてまいりました。また現在も、光信公の命日(10月8日)には、町内外の関係者による慰霊祭が毎年欠かさず行われています。
史跡を守り伝えてきた人々との関わりから、現在につながる「津軽藩発祥の地」としての種里城跡の歩みを紹介します。