主郭の発掘調査では、おびただしい数の柱穴が見つかり、掘立柱建物が何回も建て替えられていることが分かりました。これら柱穴の組み合わせを検討することにより、1期~5期までの建て替えがあったと推定しています。
第2期(16世紀初め頃)には、種里城跡の発掘調査の中で最大の掘立柱建物(幅24m、奥行き16m)が建てられており。城主・大浦光信の館であったと考えています。
ここでは、発掘調査の成果や建築史の研究成果から、当時の主殿の姿を精巧な模型とコンピューターグラフィックス(CG)で再現しています。500年の時を越えて、よみがえった種里城の世界へご招待しましょう。
建築考証:中村隼人(種里城跡整備活用検討委員会委員・日本建築学会会員)
CG作成:東洋大学ライフデザイン学部・櫻井義夫研究室