令和3年4月30日 鰺ヶ沢町役場閉庁式
更新日:2024年4月16日
鰺ヶ沢町役場閉庁式 町長挨拶
鰺ヶ沢町役場閉庁式にあたり、一言ご挨拶を申し上げます。
まず初めに、神孝議長には、お忙しいところご出席をいただきまして、ありがとうございます。心からお礼申し上げます。
さて、昭和48年に建設され、鰺ヶ沢町役場庁舎として48年間にわたり鰺ヶ沢町を支えてきた現庁舎が、本日をもって閉庁することとなりました。
この庁舎が移転新築される前の庁舎は、現在、鰺ヶ沢こども園が建っている、町奉行所跡地に置かれていた西津軽郡役所の建物でしたが、老朽化、そして、執務上手狭になったことから、この場所に移転新築されました。
現庁舎での執務がスタートしたのは、昭和48年4月23日。当時は中村清次郎町長が三期目の最後の2年間であり、その後、昭和50年から齋藤町政が六期24年間、続く長谷川町政が平成11年から三期目途中までの9年7か月間、続く東條町政が平成21年から二期8年間、そして、現在へと続いております。
これまで、行政サービスの拠点として、多くの町民の皆さんに利用され、また、町政運営を担う重要な役割を担ってきたこの庁舎は、本日をもってその役割を終え、半世紀に及ぶ歴史に幕をおろすことになりました。
私も、齋藤町政時代の昭和57年4月に勤務して以来、40年近くこの庁舎で働いてきましたので、大変感慨深いものがあります。
さて、この場所は、もともと海でした。それを昭和40年代に埋め立てをし、町では、消防署、中央公民館、そして、役場庁舎の順に整備してきました。
しかし、昭和58年5月の日本海中部地震でかなりのダメージを受け、その後、建物自体はもとより、配管など設備の老朽化、雨漏りなどにより庁舎全体が大きく痛む一方、耐震基準に満たない状態が長く続いてきました。
こうした満身創痍でありながら、この庁舎は今日までよく持ちこたえ、本当によく働いてもらった、しっかりと役目を果たしてもらったと思っています。
本日で、現庁舎は閉庁となりますが、この庁舎において多くの先人が築き上げ、連綿と受け継がれてきた歴史と伝統は、新庁舎、そして、我々職員がしっかりと引き継いでいきたいと思います。
結びに、この庁舎に対し、これまで本当にご苦労様でした。そして、ありがとうございました。と、お礼の言葉を贈り、閉庁式にあたっての挨拶とします。
令和3年4月30日
鰺ヶ沢町長 平田 衛